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「こどもとオーガニック」主宰:アーリー

オーガニック食歴20年。食事を変えて、アレルギー体質を克服しました。美味しいオーガニック野菜が、何よりのご馳走。

「こどもとオーガニック」主宰者の話。

子どもの頃の私は、ガリガリに痩せていました。小児喘息で体が弱く、体力もなく、学校も休みがち。小学校時代のあだ名は「ガリ子」でした。

大人になり、結婚してお腹に赤ちゃんを授かったとき、「この子の健康ために、できることは何でもやろう!」と決意しました。妊娠中に読んだ育児書は500冊。その中には、子どものための食養生の本もありました。

出産を機に食事をオーガニック素材のものに切り替え、食品添加物も避ける生活を始めました。子どもが生まれてからも、母子ともにオーガニック食を続けました。

そのおかげでしょうか、子どもが元気いっぱいに育っただけでなく、母親の私も、自分史上イチの健康体になりました。

独人時代には月5000円~1万円ほどかかっていた医療費が、ほぼ0円に。時折りあった頭痛やジンマシンなどの症状も、いつの間にか消え去っていました。

その後、家族の仕事の関係で、親子3人、アメリカとイギリスで生活する機会がありました。

アメリカには、Whole Foods(ホールフーズ)などのナチュラル系スーパーが1000店舗以上あり、メジャーな位置を占めていました。

イギリスでは、チャールズ国王自らが広大な農園を保有していて、オーガニックの野菜を育てていました。国王の野菜は、スーパーのチェーン店Wait Rose(ウェイトローズ)で入手することができて、野菜が大好きな子に育ちました。

アメリカやイギリスだけでなく世界中でオーガニックが広がっていて、特に子ども食での浸透が見られます。たとえば、フランスでは給食の食材の50%をオーガニックにすることを法律に定義。お隣の韓国ソウル市では、全ての小学校、中学校、高校で、オーガニック給食を無償提供。国をあげて、子ども食のオーガニック化に取り組んでいます。

日本にもオーガニックの波は訪れています。国内最大の小売流通「イオングループ」がオーガニックスーパー「ビオセボン」を展開し、毎年、店舗を増設。また、大手スーパーチェーン店の「ライフ」では、全店舗で30~40種類のオーガニック青果を取り扱っています。

筆者にも、子育て世代の友人から、オーガニック食材について「どこで買えるの?」「宅配はどこがおすすめ?」といった質問が、しばしば寄せられます。子どもには、栄養価が高く、安心できる食材を食べさせたい。ただ、オーガニックについての情報が散在していて、どこでどんな物が買えるのか、よく分からない。

そんな声に応えるべく、サイト「こどもとオーガニック」を設立しました。オーガニック食について楽しく為になる情報を、子育て世代に向けて発信していきます。日本でオーガニックが大きく広がり、子ども達が元気いっぱいであることを願いながら。(筆:アーリー)